痛風のことを誤解している人が意外と多い! 私の貴重な体験レポートを参考にして下さい!

 私の経験した数少ない大きな病気は、入院までして対応した尿路結石と高尿酸血症からの痛風発症の2つです。 尿路結石は、若い時に発症して以来、今まで一度も再発していません。 しかし、高尿酸血症は、ある遺伝子欠落の体質的なもので、一生付き合っていく病気です。

 高尿酸血症とは、血中の尿酸濃度が高い症状です。高い状態が続くと、結晶化の爆弾を抱えている訳です。結晶化すると体の免疫細胞が働き、外敵と判断して、全てを食いつぶすまで闘いをします。この闘いと同時に非常事態の痛み信号を発するのです! これが痛風の発症です! 私は、過去に2回程 発症の経験があります。
 1回目は、50代になった頃だったと思います。冬の月曜日の朝です。この頃はゴルフに凝っている頃で、土日いつものようにゴルフ練習場で打ちっ放しに励んでいました。寒い日でした。体には、過酷な運動だったと思います。筋肉疲労で自前プリン体の大量発生!尿酸処理も排出が追いつかずに、結晶化を起こしたのでしょう!
 朝方、左足のくるぶしが異常に腫れているし、歩くとズキッとくる! 捻挫した覚えはないし、動かすと痛みがズキッとくる! 会社に行けません! 病院に直行です。整形外科の小さな病院です。医者は話を聞いて、痛風と読んだのでしょう。『血液検査とレントゲン』で、痛風確定です。尿酸の結晶を食いにいくのは、白血球です。とてつもなく異常に白血球が増えます! 腫れた幹部のレントゲンは、全く正常です。白血球の闘いで患部は腫れあがるのです。


 2回目も、翌年当りの月曜日でした。1回目と同様な事で、発症内容は省略しますが、大事なのは、1回目の発症で、対策はどうしたのか? ということですね。病院で、痛み止めの薬をもらって、痛みは消えました!腫れも数日でひきました。何事も無かったようなものです。医者からは、専門の病院でキチンと診察を受けろの指示でした。痛み止めの薬も余分にもらっていたので、発症したら、飲めば良いと考えていました。
2回目の発症でかかった病院は整形外科専門医のいるところでした。高尿酸濃度を下げなければまた再発する旨告げられて、薬で、尿酸値濃度下げることにしました。最初は、朝夕の食後(2回/日)でしたが、今では、朝だけの1回/日の服用です。薬は、『ウラリット錠:尿をアルカリ化するお薬です。尿酸結石を防ぐのに用います。』 と 『ザイロリック錠:尿酸を減らすお薬です。尿酸の生合成をおさえて、体内の尿酸を減らします。したがって、「尿酸産生過剰型」の人に適します。尿に排出される尿酸が減少するので、尿路結石を合併している人にも向きます。』を同時に服用します。
 この薬は、医者の指示がないと買えない処方箋です。3ヶ月毎に病院に行き、血中の尿酸濃度を検査して、薬の処方箋をもらっています。一生続けるものです。


 高尿酸濃度の原因は、何か? 私の場合は、血中の尿酸濃度のコントロールする遺伝子が不足しているようだし、尿をアルカリ化する遺伝子も欠落していると考えています(この遺伝子検査も金がかかりますのでやっていません)。 従って尿路結石も出来やすい体質です。 尿酸濃度は血液検査で判ります。 正常な人は、血中の尿酸濃度を正常にコントロール出来ているのです。旨い物(プリン体が多いもの:肉、内臓系)を食べても心配いりません♪ ただし、尿酸濃度の急激な変化は、誰でも尿酸の結晶化の危険度が高いことを承知しておいてください。急激に増えても減ってもいけません! ビールはプリン体が多いので飲まない! と言って焼酎をたくさん飲んでいる人は、痛風発症は時間の問題ですね! アルコールの処理過程で発生するプリン体が高尿酸濃度化を促進します。アルコールの飲み過ぎは高尿酸濃度化の促進なのですよ! 私のような遺伝子欠落の人は、非常に痛風発症の危険度が高いですよ!
既に高尿酸血症なら、即刻、薬を飲んで尿酸濃度を下げることです
! 体中の至る所で尿酸の結晶化の危険性がある訳で、非常に危険な個所は、心臓などの臓器での結晶化です! 放置すると死に至る怖い病気なのです!

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