江戸っ子のしゃれ好きは、ユニークな言葉でも現存します。 「十三里」という食べ物を知っていますか?

 浮世絵ツアーを見ていて、聞きなれない言葉の紹介があった。 浮世絵ツアーは、季節毎の紹介がありますが、今回は冬編でした。
 一度聞いたことのある人は、覚えているでしょうが、初めの人は・・・・???
 「十三里」という食べ物は何か? というものです。 
 答えは、江戸っ子の遊び心のしゃれ言葉で、解明。 内容はこうです。
 「栗(九里)より(四里)うまい」のしゃれで、さつまいも。九+四=十三という江戸っ子の洒落。
 また、辞書で 【焼芋】 を調べると、「八里半」、「十三里」と出てくる。これまた、「八里半」とは?
 江戸時代、夜間に荷を担いで〈ほっこり,ほっこり〉と呼売して歩いた蒸芋屋があったともいう。こうした店は軒先の行灯などに〈八里半〉〈十三里〉などと書いた。前者はクリに近いの意,後者はクリ(九里)より(四里)うまいというしゃれである。

 また、「十三里」と名の付く駅もあります。これは、江戸っ子は無関係です。
 十三里駅(とみさとえき)は、北海道夕張市紅葉山(もみじやま)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線の駅。駅名の由来はこの付近に追分駅を起点とした十三哩(じゅうさんマイル)標があったことから。

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