誰にでも起こり得る危険です！口の中の細菌が、とんでもないことで肺炎を起こす危険があるのです！

　歯垢や歯石、舌苔などがあると、口の中で細菌が増殖する！　その細菌が肺炎を引き起こす！　肺炎で死に至る！　という恐い話です！　特に年寄りが危険なのです！　
　このことは、熊本地震の避難所でも歯科医による積極的な口腔ケアが実施されている。先の東日本地震でもやはり口腔ケアによる肺炎防止の大事さを訴えて、年寄りの方たちに対して、歯科医の率先した取り組みがなされたようです。　避難所生活で、十分な口の中の掃除が出来ずに、口の中が細菌増殖の状態となりやすいからです。　このことは、日頃の生活でも、毎食後の口の中の掃除（＝口腔ケア）が大事だということです。
　この細菌は、健康な人でも、歯や舌の表面や粘膜などに、数百万種類もの細菌がすんでいる。　健康で正常な口腔ケアがなされていれば、異常に増えることはない。　高カロリーでやわらかい食事が多い現代人は、昔の人に比べると、口の中の細菌は増加傾向にあるといわれている。　さらに、口の衛生状態がよくない高齢者では、若い人よりもたくさんの細菌がみつかるといわれている。　そして、口の中の細菌が誤嚥性肺炎（ごえんせいはいえん）の原因になるのです。　本来、口の中の細菌は、唾と共に飲み込んで胃の中で死滅する。　ところが、誤嚥（＝飲み込みで肺へはいる）で肺へ！　咳き込んでも出ない！　肺炎を引き起こす！　
　口腔ケアとは、単なる歯磨きでは無いということです。歯の表面をゴシゴシではだめです。　歯と歯の間や歯と歯茎の間など食べカスが残っていると細菌が増殖する。　毎食後に食べカスを全て除去することが大事です。　口の中の細菌が、誤嚥性肺炎や脳内出血の犯人にもなるという危険性を知り、口腔ケアの大事さを再認識です。
　私は、通常の歯磨きに歯間ブラシを使って、毎食後に、おやつを食べても、口の中が食べカスが残っていないと判断出来るまで、口腔ケアを行っています。もちろん虫歯対策なのですが、口腔ケアの大事を知ってさらに念入りに行うようにしています。