口内フローラを正常に保つには、現状では口の中の悪玉菌を徹底的にゼロにすることです！

　口内フローラという言葉を知っていますか？　私も最近、テレビで特集しているを見て、初めて聞いた言葉です。　口の中の細菌は、７００菌種以上１０００億個以上だと言われています。　誰にでも、口の中にも細菌はたくさんいる。 腸内細菌と同様に、口内細菌にも善玉菌、悪玉菌、そして日和見菌がいる。 日和見菌は、その状況に応じて、善玉菌にも、悪玉菌にもなるという菌です。　この３つの口内細菌のバランスが重要だそうです。
　 理想的な口内フローラは、善玉菌ばかりで悪玉菌がゼロの状態です。　腸の場合は、悪玉菌もある程度いるほうが良いのですが、口内フローラについてはいないのが良いのです。　悪玉菌は、虫歯菌や歯周病菌などです。　食後のしっかりした歯磨きで、善玉菌をゼロにすることが出来ます。
　通常は、唾液に含まれる抗菌作用を持つ物質によって歯周病菌、虫歯菌の増殖が抑えられて、口内フローラのバランスが保たれています。　しかし、歯磨きを怠ると細菌が集まりバイオフィルムが形成されます。こうなると唾液がバイオフィルムのバリアーで、届かなくなり、細菌が繁殖し口内フローラが乱れます。 歯を磨かないと、早ければ１週間で歯に細菌がこびりつくといいます。そして３週間後には、血液中に侵入するというデータもある。血液中に虫歯菌などが侵入すると、動脈硬化の進行や脳卒中や心筋梗塞を引き起こしす危険が高まる。　死に至る危険があるのです。　酒を飲み過ぎた翌朝、口の中が汚れている！歯に食べカスがびっしり！　となる経験があるが、これが危険なバイオフィルムのバリヤーかな！？　
　 口内フローラのバランスを保つには、歯磨きは、とても重要だということです。　
口内フローラの研究はまだ始まったばかりです。 残念なことに、解析結果を診断、治療、予防に活かせるようになるにはもう少し時間がかかるようです。　それまで、しっかりした歯磨きが基本だということです。