食物繊維のスゴイさをあらためて実感!意外な事実も!?もっと試してみたい!

 7月25日のNHKあさイチで「美容に!健康に!食物繊維レボリューション」というテーマで、食物繊維の驚くべきパワーの紹介があった。ゲストに食物繊維の専門家:青江誠一郎さん(大妻女子大学 教授)を迎えての本格的なアプローチであった。青江教授によると、近年の食物繊維の研究も日進月歩で、今では食物繊維の定義すらあいまいになる程で国によっても定義が異なるようです。多くの種類がある食物繊維。でも大きく分けると、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」と水に溶けやすい「水溶性食物繊維」という2つのタイプがある。不溶性食物繊維は、便のかさを増したり、腸を刺激するなど便通を良くする働きがある。一方、水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサになる。水溶性食物繊維を栄養源として、腸内細菌がカラダに良い物質を生み出してくれるのです。その物質がダイエット効果や血糖値の上昇抑制、アレルギー症状の緩和につながることが研究で明らかになっている。
 美容や健康に効果が期待できる水溶性食物繊維ですが、意識的に取り入れなければ摂取しづらいものなんです。そこで番組では、3つの秘儀をご紹介。1つ目は食材選びの語呂合わせ「アナ、5時に笑ひ泣き」(アボガド、ナットウ、ゴボウ、ジャガイモ、ニンジン、ワカメ、ラッキョウ、ヒジキ、ナメコ、キウイ)。それぞれの頭文字から始まる食材には水溶性食物繊維が豊富なんです。2つ目は、『スーパー大麦』の活用術。オーストラリア政府が10年の歳月をかけて生み出した水溶性食物繊維たっぷりの大麦です。ふだんのごはんやサラダ、スープやヨーグルトに“ちょい足し”するだけで不足しがちな水溶性食物繊維をとることができる。3つ目は、『でんぷん冷やし』。でんぷんは、一度加熱したあとに冷やすことで、「レジスタントスターチ」という物質に変化する。これが水溶性食物繊維と同じ働きをすることが分かっていて、研究者たちの間でも注目を集めている。ポイントは、でんぷんがレジスタントスターチに最も変化しやすい4度前後でしっかり冷やすこと。ポテトサラダや枝豆でぜひ試してみてください。
 「食物繊維は取り過ぎるとオナラが増える!」「サプリメント摂取でも良いか?」などの問いに、青江教授曰く「食物繊維の取り方の問題である。組み合わせも大事。バランスよく摂ることである。朝食も食物繊維目的のキュウイとナットウだけではこれまた問題!食事はバランス良く摂って効果がある。食物繊維も同じものだけ摂っていると同じ腸内細菌の働きとなり偏りが出るので、いろいろ摂るようにした方が良い。サプリは食物でないので、偏り大である!食物で食物繊維を摂取するように!」
 私も食物繊維は大事な食物と考え、水溶性食物繊維も意識的に摂取しているが、青江教授指摘の偏りの傾向と摂り方にも問題があるようなので、見直しを行っている。

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