顔のシワの原因は？骨が縮む！？

　骨密度を上げるには、骨に衝撃を加えることが最も効果的です。骨に衝撃を加えるとは、骨の中にある衝撃を感知するセンサーの骨細胞に衝撃が伝えることです。この骨細胞は、衝撃を受けると、骨を作れという命令物質を出す。この衝撃は全身の骨細胞に伝わり、命令物質も全身に広がる。つまり、足への衝撃で、全身の骨、顔や頭の骨も作られる。一番簡単な運動は、足のかかと落としです。かかと落としで3倍の重力の衝撃が伝わる（６０ｋｇの人で３＊６０＝１８０ｋｇ）。かかと落としを毎日５０回続けることで骨密度を上げる効果が出る。ジャンプして下りる場合は、１０ｃｍの高さで4倍の重力で衝撃が骨細胞に伝わる。さらにランニングは継続的なジャンプの繰り返しですから、非常に効果が出るという訳です。
　この骨細胞からの指示を受けて骨が作られる訳ですが、骨の材料は、代表的なカルシウム。牛乳などに含まれるカルシウムです。カルシウムのほかにも、弱い女性ホルモン作用がある、大豆に含まれるイソフラボンが非常に効果的です。イソフラボンは、納豆、豆乳、枝豆、きな粉、豆腐（木綿の方が多い）、油揚げ、味噌などに多く含まれて、毎日の食事に積極的に取り入れたい。なお、カルシウムやイソフラボンを食べても骨に衝撃を与えなければ骨は作られない！ということを認識して下さい。米国の自転車マンの骨折した事例もある。
　骨密度は２０代をピークに年々下がっていく。年を取ると顔にシワが出来る原因は何か？骨と関係していたとは驚きです！つまり、骨密度の低下で顔・頭の骨を小さくなり、皮膚との間が出来るので、結果顔にシワが出来るというものです。元気な人は、顔も若々しく張りがある。骨も丈夫で小さくなっていないということです。ということは年を取ると背が縮むという話はあり得ることなんだ。