渡良瀬川が利根川に合流する地点に栗橋宿がある!また渡良瀬遊水地もあった。そこには深い意味が!
12月7日の日光街道を歩く旅(栗橋ー小山宿)で知った、利根川、渡良瀬川、及び渡良瀬遊水地の位置関係ですが、カスリーン台風で利根川が氾濫したこと、足尾銅山の鉱毒を都心へ流さぬようにくい止めたのが渡良瀬遊水地であること、これらは位置関係にも重要な意味があったことを理解することが出来た。栗橋など利根川氾濫による洪水に見舞われたのは、ちょうど渡良瀬川が利根川に合流する地点である位置関係や、足尾銅山の鉱毒の影響で、周辺の山々は禿山となり、むき出しの土壌がこの渡良瀬川を流れて堆積して、下流側で氾濫しやすい状態になっていたこと。1947年(昭和22年)9月のカスリーン台風被害で河川の合流地点の氾濫の危険性や山の自然破壊による影響が十分に認識できていた。なのに最近でも猛威を振るう自然現象の前に、度々河川氾濫などの災害が繰り返し起こっている。
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