腰痛対策の第一は正しい姿勢と体の使い方の習得です。

 先の「腰痛対策にピラティス」という記事の詳細編です。私が繰り返し再発させてきたぎっくり腰の原因と重なる点が多くて、今後の再発防止の論理的な対応に役立っている。腰痛には様々な原因があるが、特に多いのが日常生活で無意識に繰り返している間違った姿勢や動作によるもの。例えば座ってパソコンやスマートフォンを前傾姿勢で見ていると、普通に立っているときに比べて腰への負担が1.85倍になるという。その状態で長時間デスクワークを続ければ、腰周辺の筋肉が硬直し血流が滞るのは必然だ。腰に過度な負担をかける動作もまた痛みを引き起こす。洗面所で腰から前かがみになって顔を洗う、床にある荷物をしゃがまず腰だけ曲げて持ち上げる、ゴルフのスイングで無理に腰をひねるといった動作を思い浮かべてみよう。薬や注射で対症療法を行っても、姿勢や動作が間違っていると自覚し正さない限り腰痛はぶり返す。まずすべきは痛み知らずの姿勢と体の使い方を身につけること。そこで取り組みたいのがピラティス。まさに正しい姿勢と体の使い方の習得を第一目的とするエクササイズだ。
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